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議会報告 

平成29年6月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
岡崎 よしあき

QQ 質問

中小企業支援について

次に中小企業支援についてお伺い致します。

本区の中小企業支援策としては、中小企業融資あっせん制度をはじめ、様々な企業間交流会や文京ウェルカム商店街事業など区内中小企業の後押しに一定の評価を致すところであります。
一方、ここ数年の大手企業の求人倍率の上昇により、中小企業の人手不足・人材不足の声も耳にするようになりました。中小企業の販路拡大とともに人材不足の解消に向けて、今後、創意工夫が必要かと思われますが本区としての取組みをお伺い致します。

又、日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の景気に対する見方を示す業況判断指数が、企業規模を問わず改善していることが明らかになりました。
短観は国内の約1万1000社を対象に調査したもので、とりわけ注目されるのは、景気が「良い」とする回答が中小企業にも増えている点です。景気回復を背景に事業拡大とともに設備投資も上向きつつあります。設備投資は「景気のエンジン」とも呼ばれ、景気を本格的な軌道に乗せるためには大きなカギを握っていると思われます。
しかし、中小企業にとって設備投資をしようにも資金の手当てが難しいケースが多いのが現状です。
そこで、国において2017年度から「中小企業等経営強化法」に基づく取り組みが拡充をされました。この制度は店舗の改装や空調設備の交換など、小規模な投資でも固定資産税の減免や税額控除を受けられるものです。しかしこの制度をまだ知らない事業主が多いのが実状ではないでしょうか。

そこで、この制度を使われた本区の企業は個人事業主を含め何社あるのか。今後、この制度の周知に取り組むべきと思いますがご見解をお伺い致します。
又、今年度の本区としての中小企業支援についてもお伺い致します。

AA 答弁

区長 次に、中小企業支援に関するご質問にお答えします。

まず、人材不足の解消に向けた取り組みについてのお尋ねですが、
これまで、ハローワーク飯田橋や、東京しごとセンターなどめ関係機関と連携した取り組みのほか、「東京都人づくり・人材確保支援事業」を活用し、紹介予定派遣制度を用いて区内中小企業での雇用を目指す「中小企業・若年者就労マッチング事業」を実施してまいりました。
今後は、シビックセンターを会場とした区内中小企業向けの「ミニ就職面接会」を充実するなど、中小企業の人材確保を支援してまいります。

次に、中小企業等経営強化法による支援についてのお尋ねですが、
「経営力向上計画」の認定を受けた中小企業等に対して、機械設備などの取得に関する固定資産税の軽減等が行われますが、平成28年7月1日に同法が施行されて以来、29年4月30日現在で、31社の区内企業が計画の認定を受けております。
本区としましても、区ホームページへの掲載や窓口でのチラシの配布のほか、中小企業支援員が企業を訪問する際に説明を行うなど、この制度について周知を図ってまいります。

次に、本区の中小企業支援についてのお尋ねですが、
地域経済の活性化を図るためには、その役割の担い手である中小企業に対する支援を充実することが重要と考えております。
中小企業融資あっせん制度や、各種補助事業、中小企業向けセミナー、中小企業支援員による訪問相談等を引き続き実施し、企業のニーズを捉えたきめ細かな対応を行ってまいります。
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