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議会報告 

令和元年11月定例議会 一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
田中 かすみ

QQ 質問

文京区のAI・ICT化について

 最後に、文京区のAI・ICT化について伺います。

 文京区のICT推進ビジョン計画では、「AI等の先進技術の活用やSNSを活用した効果的な区政情報の発信及び地域情報の収集を推進する」とあります。現在、本区の推進状況はいかがでしょうか。渋谷区では、平成29年からLINEによる子育て情報の配信を開始、AIによる問い合わせ自動応答も行っています。

 本区においても、子育て世代をターゲットにしたラインでの情報一元化や災害についての質問で触れた通り、チャットボットや、ネウボラ面談などは、予約システムを活用するなどして、区民サービスの向上と業務改善、働き方改革につながる本区のAI・ICT化を、一段速度を上げて取り組んでいただきたいです。区の見解を伺います。

 これで私の質問を終わります。ご静聴誠にありがとうございました。

AA 答弁

区長  最後に、AI・ICT化に関するご質問にお答えします。

 まず、SNS等を活用した情報発信及び収集の推進状況についてですが、スマートフォン等の普及の状況を踏まえ、必要な情報を迅速かつ確実に区民に届けるためには、SNSの更なる活用が必要と考えております。とりわけ、先の台風19号のような災害時には、いわゆるプッシュ通知による情報発信が有効であると認識しております。
 また、区民等から発信される情報の収集についても、SNSを活用することで、区民の利便性向上や非常時の迅速な情報収集につながるものと考えております。
 こうしたことを踏まえ、新たな情報発信・収集の手段の導入について、現在検討を進めているところです。

 次に、各種業務のICT化についてのお尋ねですが、本年度より、AIを活用した「ごみ分別案内サービス」やRPAの本格導入を進めております。
 今後のICT化に関する取り組みとしては、手書きの申請書等を電子化するAI-OCRの導入を予定しており、ICT化を更に推進させることができるものと考えております。
 また、AIを利用した議事録の作成についても、実証実験を行い、その効果や運用方法等の検証を実施しているところです。
 今後も引き続き、ICT技術革新に注視し、区民サービスの向上及び職員の働き方の見直しと業務改善の視点から、先進的技術の導入を積極的に進めてまいります。
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