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議会報告 

平成29年11月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
若井 のりかず

QQ 質問

姉妹都市・友好都市の推進について

次に姉妹都市・友好都市の推進についてお伺いを致します。

現在、本区では姉妹都市として、ドイツ連邦共和国カイザースラウテルン市、友好都市としてトルコ共和国イスタンブール市ベイオウル区と協定書に調印をしています。

カイザースラウテルン市との交流は、区民の国際的な友好関係を築き、世界平和に寄与することをめざして昭和63年に姉妹都市提携協定を結び、その後、中・高校生のホームステイ事業、少年サッカーの交流、公式訪問などで交流を深め、明年は姉妹都市提携30周年を迎えます。昭和54年から検討を始め、9年の歳月をかけて、昭和63年に姉妹都市提携を結びました。

友好都市であるイスタンブール市ベイオウル区とは平成25年に同区から交流のアクションがあり、翌26年10月に友好交流に関する覚書をかわし、JICA草の根技術協力事業(防災対策事業)を実施して、27年に友好都市提携協定書をかわしました。地域的に見るとアジア圏との交流は無く、2年前からは北京市通洲区との交流が始まっております。そして、本年10月に友好都市協定に向けての覚書を通洲区と交わしました。この覚書をかわす席に私も日中議連の一員として参加させていただき、さらに同区の学校視察、企業訪問をさせて頂きました。今後、同区は副都心として発展していく区だと伺いました。

今年は日中国交正常化45周年という意義ある年に覚書を交わせたことは本区にとっても意味があると思っております。

さらに来年は日中平和友好条約締結40周年を迎えます。その節目の時に調印ができればなお一層喜ばしいことだと思っております。

本区は中国との関係も深く、区内には日中友好会館も存在し、関係性を考えるとスピード感を持って取り組まれることを期待します。

又、国内で交流のある津和野町は本区に事務所を開設し、そこを拠点として様々な交流も進んでいます。今後は通洲区とも友好推進のための拠点を開設することも考えてはいかがでしょうか。

区長のお考えをお伺い致します。

国際交流は自治体をはじめ市民団体、そして区民一人一人が交流を深めることが大切であり、文化の違いやそれぞれの歴史を学ぶことによって、地域社会の活性化や国際貢献にも役立つことと思います。
そこで、今後の国際交流はどうあるべきとお考えなのか。又、今後の課題はどの様にとらえているのか、お伺い致します。

AA 答弁

区長 最後に、姉妹都市・友好都市の推進に関するご質問にお答えします。

まず、通州区との友好関係推進のための拠点整備についてのお尋ねですが、
通州区は、北京市の副都心として行政機関の移転先に決定されるなど、首都機能を
担う都市整備が着々と進められております。
また、産業・経済などの分野においても大いに発展が期待される地区です。

今般、本区と通州区は、友好都市提携に 向けての覚書を締結したところであり、行
政間の交流だけでなく、区民同士における文化面での親交などを更に深めていくこと
が肝要と考えております。今後、日中友好会館を始めとする関係機関の協力のもと、
区民の相互理解を深めるための交流を推進してまいります。

なお、ご提案の拠点開設については、今 後の研究課題とさせていただきます。
次に、今後の国際交流のあり方等についてのお尋ねですが、平成30年3月には、本区とカイザースラウテルン市との姉妹都市提携30周年を迎えます。これまで、訪問団による相互交流、ホームステイ事業や区民ツアーのほか、文化・スポーツ等での交流事業を実施してまいりました。 それらのことにより、国際理解の促進が図られたと考えております。

区民のまた、国際交流フェスタ等の実施により、日本人と外国人との交流機会を提供し、相互理解に一定の成果を上げてきております。

引き続き、これらの事業の一層の充実を図るとともに、3年後の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた、様々な気運醸成事業を通じて、国際理解の輪を
広げてまいります。

今後の課題としては、これらの取り組みや成果について、区民への認知度が十分とは言い難いことから、更に区の取り組みを分かりやすく発信し、国際交流への理解を促進してまいります。
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