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議会報告 

令和4年6月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
田中 かすみ

QQ 質問

中小企業支援策について

 次に、中小企業支援策について伺います。

 コロナが長引く中、返済が困難になるケースが増えております。政府はこれまで、実質無利子・無担保の、いわゆる「ゼロゼロ融資」などの資金繰り支援を行い、昨年の倒産件数を半世紀ぶりの低水準に抑えることができました。しかし融資が借金であることには変わりはなく、返済は年末にかけて本格化します。返済原資の確保に困難を極める企業は多く、民間信用調査会社によると、約3割が自社の借金を過剰だと感じているとのことです。
 こうした過剰債務問題に対処し事業再生を促すため、全国銀行協会が「中小企業の事業再生等に関するガイドライン」を3月に策定し、4月15日から適用が始まりました。
 今後、区としても公的支援とともに、金融機関への働き掛けや取り組みのフォローをしっかり行い、新ビジネス創出や業態転換を後押しするなど、幅広い中小企業への支援が必要と思いますが、見解を伺います。

AA 答弁

区長  次に、中小企業支援策についてのお尋ねですが、

 「中小企業の事業再生等に関するガイドライン」においては、中小企業者と金融機関等の間の合意に基づき、中小企業者の円滑な事業再生等を行うことを目的としています。
 本区としても、金融機関と連携し、経営相談や中小企業支援員の訪問相談等を通じて、それぞれの企業の実情にあった事業展開や資金計画を支援することで、本ガイドラインの目的である中小企業者と金融機関の良好な信頼関係の構築を促進し、幅広い中小企業への支援につなげてまいります。
 また、コロナ禍に加え、原油価格や原材料費の高騰、国際情勢など現下の複合的な要因による経済変動によって影響を受けている区内中小企業の資金繰りを支援するため、融資あっせん制度を見直し、融資対象と融資限度額を拡充してまいります。
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