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議会報告 

令和5年6月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
岡崎 よしあき

QQ 質問

精神障がい者への支援について

 次に精神障がいをお持ちの方への支援についてお伺いいたします。
 先日、精神障がい者家族会の方と懇談する機会がありました。家族会の方からストレスの多い生活や、新型コロナウイルスの蔓延による様々な弊害により、精神障がいをお持ちの方は年々増え続けており、文京区においても例外ではありませんとのことでした。
 特に精神障がいをお持ちの方の多くは、思春期や成人後による中途発症のため、突然の環境変化にとまどい、当事者を抱える家族も疲弊して共倒れになる危険もあります。しかしながら、他の障がい福祉に比べて手当、待遇面など不公平感が拭えない面があります。
 具体的には外出困難な方の積極的な社会参加を促すために文京区では障がい者に福祉タクシー券の交付制度がありますが、精神障がいの方は対象外となっております。都営交通やタクシーの一部割引はありますが、経済的な問題もあり利用を控えたり、バスを乗り継いで移動している状況です。精神障がいをお持ちの方の特性として、公共交通機関が使いづらい場合があります。重度の精神障がいはもとより、2級、3級の手帳保持者であっても同じです。定期的な通院、作業場や職場への移動手段として、また外出は病気の回復を促す点からも重要であります。
 現在東京都では既に渋谷区、練馬区、中央区、港区、杉並区、府中市、武蔵野市、三宅村で実施されております。精神障がいをお持ちの方とそのご家族が安心して暮らし続けていけるよう支援をお願いしたいと思いますがご見解をお伺いいたします。

AA 答弁

区長  次に、精神障害者への支援についてのご質問にお答えします。

 区では、精神障害者の外出支援について、障害福祉サービスのうち、居宅介護における通院等介助や、地域生活支援事業における移動支援を活用いただくよう、丁寧に案内しております。
 福祉タクシー券の交付制度については、現在のところ、精神障害者を対象とする予定はございませんが、先行自治体での導入事例を参考に研究してまいります。
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