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議会報告 

令和5年6月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
岡崎 よしあき

QQ 質問

学校に行けない児童・生徒への支援について

 最後に教育についてお伺いいたします。
 学校に行けない児童生徒などへの支援についてお伺いいたします。
 これまで本区では、区立小中学校でのハイパーQUの実施やスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーの配置、教育センターでの「ふれあい教室」など学校に行けなくなっている児童生徒への支援を実施してきました。コロナ禍の影響もあり、こうした児童生徒は増加傾向にあると思いますが、今年度は「学びの居場所架け橋計画」として更なる支援策を拡充していく予定になっています。モデル校を4校から7校に拡大されましたが、まずはこの取り組みを円滑に実施して頂き、児童生徒への支援の強化・学びの継続につなげて頂きたいと思いますが現在の実施状況をお伺いいたしします。
 保護者の方からは「同じ悩みを抱える保護者のつどいがあると助かります」「子どもの進路が心配です」というご相談を受けています。世田谷区では保護者の方々で情報交換の場所を提供する「不登校保護者の集い」を開催して好評であるとお聞きしました。
 また、そのつどいの場に講師を呼んで進路相談も実施しています。こうした取り組みを本区として検討して頂きたいと思いますがご見解をお伺いいたします。
 また、尼崎市では「不登校の子ども理解・支援ハンドブック」を策定し、市での取り組みを分かりやすくまとめて、学校に行けなくなった児童生徒やその保護者への理解の促進につながっています。本区でもこうしたハンドブックを作成していくことも必要と考えますがご見解をお伺いいたします。

AA 答弁

区長  最後に、学校に行けない児童生徒への支援に関するいくつかのご質問にお答えします。

 まず、「学びの居場所架け橋計画」の実施状況についてのお尋ねですが、

 指導員を7名採用し、研修を行った後、4月中旬から各モデル校に配置しました。5月末現在、モデル校全体で合計48名の児童生徒が利用しております。また、NPOと連携したオンラインシステムによる支援については、5月中旬から利用できるよう環境を整備し、5月末現在、1名が利用しています。

 次に、保護者支援の取り組みについてのお尋ねですが、

 教育センターのふれあい教室では、保護者会を開催し、不登校経験者の体験談を聞く機会等を設けております。総合相談室では、保護者同士が不登校に関する悩みを話し合う場所を提供するため、昨年度新たに保護者の集いを開催しました。
 また、進路相談については、在籍校を中心に、関係機関と情報を共有しながら、丁寧に行っております。フリースクールやふれあい教室等に通っている生徒については、施設の担当者からの情報を踏まえ、当該の生徒及び保護者との進路相談を行っております。
 今後、こうした取り組みの状況や他自治体の取組も踏まえ、ご指摘のような不登校の保護者支援についても検討してまいります。

 次に、不登校支援のハンドブックについてのお尋ねですが、

 都教育委員会から、不登校の子どもたちへの支援のポイントをわかりやすく示した、保護者向けの冊子が発行されており、この冊子をホームページでご案内しているため、区独自のハンドブックの作成は検討しておりませんが、引き続き、都のハンドブックが有効に活用されるよう、周知に努めてまいります。
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