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議会報告 

令和5年6月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
岡崎 よしあき

QQ 質問

交通不便地域の解消に向けた新たな公共交通の導入を

 次に大塚・千石・白山地域など交通不便地域の解消に向けた新たな公共交通の導入についてお伺いいたします。
 交通不便地域の解消へ向け、AIで効率配車するシステムを提供し予約があるときだけ走るデマンド交通に注目が集まっております。 豊島区では路線バスのように定時定路線型ではなく、利用者の予約に応じ、車両を配車する民間のコミュ二ティモビリティが昨年4月より豊島区役所やサンシャインシテイを含む「大塚地域」で実証実験を開始しました。実証実験は令和6年8月31日まで予定をしております。車両の運行は、エコリムジン東京に委託し地域内に約140ヵ所の乗降地点が設定され、毎日午前7時から午後10時の間、ワンボックスタイプの2台が巡回しており、時間や目的地が重なれば最大2~3組と相乗りになり、AI(人工知能)が最適な運行ルートを設定し、料金は1回大人300円、子供150円。また定額の乗り放題プランもあります。利用者にとってはとても便利な反面、課題もあります。
 特に既存の地域の公共交通事業者との共存ができるかが大きな問題でもありますが、今後、本区としても現在b-ぐるが運行していない大塚・千石・白山地域への運行にはとても必要かと思います。
 交通弱者の方も含め、子育て世帯や病院の通院や買い物の足などに公共交通の需要は非常に高く、導入へ向けての課題等も整理し、一日も早い取り組みを実現していただきたいと思いますがご見解をお伺いいたします。

AA 答弁

区長  次に、公共交通不便地域の解消に向けた取り組みについてのご質問にお答えします。

 民間事業者から提案のあった「AIオンデマンド交通」について、他区で先行して行った実証実験では、事業の採算性や継続性、地域の公共交通事業への影響などの懸念により、実証実験の中止や延長を行ったと、事業者より報告を受けたところです。
 大塚、千石、白山地域など、一部の公共交通不便地域の解消については、議員ご指摘のとおり、地域の公共交通事業と共存することが重要であることから、様々な公共交通サービスについて、総合的に検討するとともに、地域の公共交通事業者と丁寧に意見交換を行い、課題整理を行ってまいります。
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