TOP議会報告 > 介護支援について

議会報告 

令和2年6月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
宮本 伸一

QQ 質問

介護支援について

次に介護支援についてお伺いします。

新型コロナウイルスの猛威が介護の現場にも深刻な影響を及ぼしております。通所介護(デイサービス)と短期宿泊(ショ-トステイ)を実施している事業所のうち、全国858カ所が休業していることが厚生労働省の調査で明らかになりました。

その理由は感染防止のためとのことであります。集団感染を起こした施設が相次いでいることが背景にあります。介護は利用者に直接触れる機会が多く、感染のリスクと常に隣り合わせであります。

感染拡大が止まらない中、強い危機感からやむを得ず休業に踏み切った事業者も多くあります。しかし、利用者にとって介護サービスの停止は、心身の機能の低下に直結します。特に、一人暮らしの高齢者の場合、サービスなしで日常生活を送ることが難しい人が多く、介助する人の負担が増して共倒れになりかねません。休業事業者の割合はまだ全体の1.13%とはいえ、今後も増加することが予想されます。

奮闘する介護従事者をしっかりと支え、介護崩壊の事態を回避する取り組みが必要であります。区内介護サービス事業者及び障害福祉サービス事業者に対して基盤維持を目的にした支援が早急に必要と考えますが、見解をお伺いします。

AA 答弁

区長 次に、介護サービスや障害福祉サービス事業者への支援についてのご質問にお答えします。

 区内の福祉サービス事業者においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から一時的な休業となった事業者はあるものの、現時点までに廃業となった事業者はございません。
 しかしながら、マスク等の衛生用品の確保や利用者支援等に係る環境整備による負担増、また、サービスの利用控えによる減収等、大きな影響を受けているものと認識しております。
 今後、第2波、第3波の流行が危惧される中、福祉サービス基盤を維持していくためには、事業者に対し、事業を継続するための支援が重要であると考えており、具体的な支援の内容等について、現在、検討しているところです。
一覧へ 〉