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議会報告 

令和8年2月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
松丸 まさし

QQ 質問

障がい児の「18歳の壁」について

 次に、障がい児の十八歳の壁についてお伺いいたします。
 障がい児が、成人を迎える十八歳で特別支援学校を卒業後、放課後等デイサービスを利用できなくなり、居場所に困る問題は、いわゆる十八歳の壁があります。医療的ケアが必要な子どもを始め、障がい児は、十八歳までは、学校下校後、午後六時から七時まで放課後等デイサービスを利用できますが、卒業後はこうした支援が受けられなくなります。
 多くの場合は、代わりに、日常生活を支える生活介護事業所や障がい者が従事する就労継続支援事業所などに午前中から通うことになりますが、大半の施設は利用終了時刻が午後三時から四時までで、夕方の居場所がなくなってしまいます。
 さらに、成人を迎えた医療的ケア者が利用する生活介護事業所は全体の二割にも満たないという国の調査結果もあり、居場所の不足が深刻です。
 介護を担う親の負担も大きく、卒業を機に帰宅が早まり、居場所がなくなることで、介護と仕事の両立が難しくなり、就労を諦める保護者や、正社員からパートに切り替えざるを得ない人も多くいます。将来的に世帯収入や年金受給額の減少につながるおそれもあり、対策が求められております。
 さいたま市は、二〇二二年度から、生活介護事業所などが利用できなくなる午後三時以降も障がい者を預かり、居場所を提供する夕方支援を実施していますが、本区においても、令和八年度重点施策として、障がい者・障がい児の日中一時支援事業として、夕方の時間帯に、支援が必要な十八歳以上の障がい者及び中高生世代の障がい児が過ごせる居場所を提供する施設(日中一時支援事業所)について、運営費及び開設費用を補助する取組が盛り込まれておりますが、どのような事業者を対象にアプローチされようとしているのか、お伺いをいたします。
 次に、障がい児の兄弟姉妹の支援についてお伺いいたします。
 障がい児の兄弟姉妹は、親の関心が障がい児に集中することで、自分は後回しと感じたり、自分の感情を抑えたりするなど、孤独感や精神的な負担を感じやすい傾向にあり、また、思春期以降には、就職や結婚などで将来への不安に悩むことがあります。
 このような実態を踏まえて、練馬区では、障がい児を持つ家庭への新たな支援策として、障がい児兄弟姉妹向けの相談事業などを始めます。支援内容は、障がい児の兄弟姉妹の交流を目的としたレクリエーション活動と、中学生以上向けの相談事業の二種類で、小学生以下の子どもとその家族を対象としたレクリエーションでは、区こども発達支援センターで、スポーツや美術、音楽などの活動を行う予定です。
 また、相談事業では、障がい児の兄弟姉妹と同じ経験をした相談員が、不安や悩みを共有し、子どもに寄り添いながら対応に当たるとのことです。
 練馬区では、この事業を通して不安を解消し、家庭の安定を図ることで、障がい児やその兄弟姉妹の健やかな成長につなげることになります。
 本区としても、障がい児の兄弟姉妹への支援強化はとても必要かと思いますが、区の見解をお伺いいたします。

AA 答弁

区長  次に、日中一時支援事業についての御質問にお答えします。
 障害のある方を支援する施設や居場所などの社会資源を増やしていくためには、実施場所や従事者、移動手段などを確保することが重要であると認識しております。
 そのため、本事業の実施に当たっては、区内で障害福祉サービス等を提供している事業所に対し、協力を求めているところです。
 今後、利用者の送迎等の課題も含め、区内事業所との協議を重ね、事業実施に向けた取組を進めてまいります。
 次に、障害児の兄弟姉妹への支援についての御質問にお答えします。
 障害児の家族支援には、兄弟姉妹も含まれると認識しております。
 区では、障害児が放課後等デイサービスや短期入所などを利用することで、保護者の負担が軽減され、兄弟姉妹と過ごす時間を確保することに資すると考えており、その整備に取り組んでいるところです。
 今後は、他自治体の事例等も注視しつつ、障害児及び兄弟姉妹が健やかに成長できるよう、支援の在り方について研究してまいります。
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