お問い合わせ・ご相談は
03-5803-131803-5803-1318
質問
次に高齢者支援についてお伺いいたします。
はじめにヒアリングフレイル予防の推進についてお伺いいたします。
「ヒアリングフレイル」とは、聞き取る機能の衰えのことで、聴覚機能の低下によって引き起こされる身体の衰え(フレイル)の一種です。これを放置すると、認知症やうつ病、 要介護状態になるリスクが高まり、聴力低下はコミュニケーションの障害を生み、社会的孤立や心理的ストレスを引き起こすきっかけになるともいわれております。
今、認知症対策や介護予防としてこのヒアリングフレイル予防に取り組んでいる自治体も多く見受けられます。港区では、ヒアリングフレイル予防に関する講座を開き、言語聴覚士から加齢性難聴の特徴や認知症と難聴の関係などについて学び、聞こえのセルフチェックなども行い、とても好評だったそうです。
お隣の豊島区では、高齢者を対象に聞こえの健康チェックを無料で実施し、必要に応じてアドバイスや専門医への受診勧奨をおこなっているそうです。
本区としても聞こえのチェックを簡単に行える無料アプリの活用を始め、ヒアリングフレイル予防の推進を要望いたしますが、ご見解をお伺いいたします。
次に高齢者の熱中症対策についてお伺いいたします。
今年の夏も平年を上回る暑さに見舞われるという予報がでています。近年は、夏日や真夏日になる時期が早まっているというデータもあります。特に高齢者は熱中症のリスクが高く、対策は喫緊の課題と思われます。江東区では、区内の低所得世帯の高齢者を対象にエアコン購入費の助成事業を行うそうであります。又、品川区では75歳以上の高齢者がいる全世帯にスポーツドリンクと飲料水を届け、配送事業者に高齢者の健康状態などを確認してもらう事業を始めるという報道がありました。本区におきましても早急に高齢者の熱中症対策に取り組むべきと思いますがご見解をお伺いいたします。
|
区長 |
次に、高齢者支援に関するご質問にお答えします。 まず、加齢に伴う難聴への施策についてのお尋ねですが、 加齢に伴う難聴は、生活の質や認知機能に影響を与えると言われており、介護予防や生活の質を維持していくためにも、難聴の早期発見が大切であると認識しております。 区では、ホームページに「聞こえのセルフチェックリスト」を掲載するなど、難聴の早期発見・早期対応に取り組んでおり、今後は、議員ご提案の手法も含めて、普及・啓発を更に進めるよう、努めてまいります。 次に、高齢者の熱中症予防についてのお尋ねですが、 暑さに気づきにくくなる高齢期の方に対しては、高齢者あんしん相談センターにおいて、熱中症予防に係る出張講座を開催するほか、ご自宅を訪問することにより、冷房機器の適正使用を促し、介護サービスや「ぶんきょう涼み処」の利用等のご案内、チラシや啓発グッズの配付などを通して、注意喚起に努めております。 高齢者の熱中症対策には、心身の状態や生活の状況に応じた丁寧な支援が必要であることから、引き続き、高齢者一人ひとりに寄り添った対応を行ってまいります。 |
---|