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質問
次にアントレ教育についてお伺いいたします。
アントレ教育とはアントレプレナーシップ、「起業家精神」を育む教育です。自ら社会課題を見つけ 課題解決に向かってチャレンジしたり、他者との協働により解決策を探求したりすることができる知識や能力、態度を身につける教育です。
その必要性の背景には劇的に変化する現代社会を生き抜くためには、「与えられた問題を正しく解く」ことだけではなく、「自ら課題を発見し、自分事として捉えて解決する」能力や姿勢が求められるようになったと考えられます。
文京区では先駆的に取り組んでいるのが第九中学校です。先日、ある町会の防災訓練の一つのブースを担当した九中生たちが、地域の方々を紙芝居で楽しませている姿がありました。
町会は防災訓練の参加者を増やしたいという課題に対し、紙芝居で盛り上げようと取り組む生徒たち。結果は大成功でした。大きな拍手を贈られた生徒たちの表情は自信に満ち溢れていました。
現在、九中は12町会アントレプレナーシップと題して1年間町会と連携し課題解決に取り組み始めています。「若い皆さんと活動できることにワクワクしています」と、ある町会長さんは目を輝かせて話していました。
学校長は「最終的なゴールは、大人になった時に地域の担い手になって貢献できる人材になること」と言われ、素晴らしい理念に感動しました。
こうした生きた教育、アントレ教育を、我が文京区で広く推進していただき、変化の激しい現代社会をしなやかに生き抜く人材に本区の生徒を育成していただきたいと思いますが、教育長のお考えをお伺いいたします。
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教育長 |
最後に、アントレプレナーシップ教育についてのお尋ねですが、 アントレプレナーシップ教育については、本区の第九中学校が独自に取り組んでおります。 こうした活動は、生徒たちが社会課題を自分事として捉え、協働して解決策を実践する貴重な学びの機会であると認識しております。 他の区立小・中学校においても、総合的な学習の時間や特別活動の中で、地域の実情に合わせた課題解決型学習を行うとともに、児童・生徒が自分事として考え、地域の課題解決に取り組んでおります。 教育委員会といたしましても、アントレプレナーシップを含め、生徒の社会参画の意識の向上や地域の課題解決につながる教育活動の充実を図ってまいります。 |
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